幸せになる勇気を読んで

嫌われる勇気の続刊です。嫌われる勇気が2013年の刊行なので嫌われる勇気もすぐあとくらいかなって思ったら2016年なんですね。
しかしそれにしてもアドラー心理学は考え方が新しい。2013年の嫌われる勇気がベストセラーになってアドラー心理学はかなり周知されたとのことですが俺は存在さえ知らなかった・・・ユングフロイトは名前は知ってたのにね。3年くらいではさすがにまだ誰でも知ってるって広がりにはならないんでしょうね。100年前に生まれた思想ですが、未だに時代はこの思想に追いついてないかと思います。よく出るのが常識へのアンチテーゼって言葉ですが、本当に常識を覆します。今まで考えていたことはまるっきり逆だったじゃん!ってくらいに常識外の思想です。しかしながら俺としてはとてもしっくりくる。もっと早くから社会に根付いていてほしい思想だった。この思想があれば今まで色々と損してきたことも救えたかもしれないのに…というくらい斬新なものです。
本書は前作が地図だとすればコンパスに値する作品です(あとがきより)。確かに前作よりも実践編、実際にどうすればいいか等が前作よりは掘り下げられています。しかしながらそれでもやっぱり哲学書思想書の領域を出られていないかも。
もっとことこまかにFAQがごとくこういう場合はこうである等の記載があれば実際に身に付けられるのも早いんじゃないかなぁと思いました。
このシリーズは技術書というより思想書として考え方の根底を変えていくための指南として使うのがベストかなぁと思います。書いてることをすべて現実に実行するのは難しいですしね。
ですので技術書としてはアドラーの思想を受けているであろう他の作者の作品を参考にしていこうかなと思います。
数ヶ月に一度くらいのペースで読み返してアドラーの思想は面白いし使えるものは使えるなぁって思いつつ新たな気づきを得られればいいなって思いました!さて他の本探そう!


幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII